DIYにおいて、ベニヤに並んで人気の素材です!
手軽に無垢材を扱えますし、サイズや樹種のバリエーションの多さも人気の一因でしょうか。
最近では天板、カウンター材に使用したいという御要望をいただきメールで対応させていただくのですが、なかなか反り止め加工や、塗装の重要性についてのご説明をさせていただくと温度差が生まれることがあります。
そこで極力専門的な言葉を使わずに分かりやすい伝わるように説明してみたいと思います!
集成材は無垢材同士を接着剤でくっつけて成り立っています。
一枚ものの板に比べて反りづらいですよね?と質問を受けるのですが、材種、厚み等の条件で差はありますが決してそうではありません。
木材である以上は集成材も湿気の影響を受けてしまいます。
下の画像のように板の厚み分の幅でしかくっついていません。
当然薄いものほど湿気の影響が出た時には反り捻れが大きくなります。
そこで反りを抑える為に塗装を行います。
インテリアに合わせて着色をする、というのが目的になるかと思いますが、それよりも重要な意味があります!
必ず表裏、カットした面、全ての面にしっかりと塗装を行う必要があります。
くれぐれも節約の為に表やサイドだけ、はやめましょう。
片面だけ湿度の影響をもろにうけますので反り返ります。
集成材自体は乾燥した素材が使われていますが、木材ですから元々水分を含んでいたので木の組織は呼吸しています。
季節の変化、冷暖房器具の使用に敏感に反応します。塗装をすることで被膜を持ち、影響を受けづらくする効果があります。
あわせて集成材の裏面に相当の強度をもった樹種、寸法の木材、または金属製のバーを仕込みます。反り止め加工です。
そうすることで反り返る力を抑えることが出来るのです。ただし25mm程度の厚みがないと加工が難しい場合があります。
分かりますか?
片面のみ塗装されていたものから反り止めを取り外して数日でこのように反り返ります。
反りやすいように細くカットしてはいますがこういうことが起こるのです。木材全般に言えるのです。
ただ丸太のどの部分を使用するかで強度、反る方向も変わるので100%断言出来ませんが抑える事は可能なのではないかと思います。
こういった説明の際に塗装、反り止め加工込みの金額もお知らせするのですが、けっして安くはないので反応は正直半々ではあります。
もちろんDIYの範囲でどちらも可能かと思いますが、工具がなかったり自信がない場合は込み込みも検討されるのが良いかなと思います!
WEB上でいくらでも安いものは見つかりますが、オリジナルのサイズをお探しの場合はありだと思います。
読み返してびっくり!
文章ヘタですいません!
とりあえず信じるか信じないかはあなた次第…
by K